引きこもりだった。 会社に勤めていた時期もあったのだが、仕事も人間関係も上手く行かず、ある日過呼吸に陥って気づくと病院のベッドの上にいた。それ以来、家から一歩でも外に出ると、呼吸が乱れて苦しさしか感じないようになった。それからは仕事も辞めざるを得なくなり恥ずかしながら部屋に引きこもっている。親は僕の病状を理解してくれていて引きこもりを許容してくれてはいるが、いつまでも生活を親に頼るわけにもいかず社会復帰しなければ、という焦りもあった。 引きこもりから脱するには外に出かける用事を作ることである。それも「出かけたい」と思う用事でなければ、また過呼吸が発生してしまう恐怖があった。そんな頃に僕はある女性と謝礼交際をすることになったのである。 お金を無償で支援してくれる人 外に出かけたくなる用事と言えばセックス以外にあり得ない。だが、引きこもりの僕には彼女はおろか友達さえいない。そこで僕は出会い系サイトに登録をした。ネットでの会話のみに終わりそうなSNSよりは、実際に僕を外に連れ出してくれる可能性がある出会い系サイトに出会いを求めたのである。 そこである女性と知り合いとなり、謝礼交際を持ちかけられた。「外に出るお手伝いをしてあげるんだから謝礼くらいもらわなくっちゃ」と彼女は言った。それはその通りである。今の状態から脱け出させてくれるのならば謝礼交際も厭わない。僕は貯金を崩して彼女と会う決意をした。これからセックスができる、と考えたら、家を出る時に足がすくまなかったのだから、僕も現金なものである。もちろん、セックス目的とは言わなかったが、親も僕が外に出かけられるようになったことを喜んでくれた。 こうして会った女性は僕より一回り年上だった。僕の理想とは程遠い女性だったが、それでもセックスをさせてくれるのならば謝礼も惜しくはないと思っていた。だが、その女性とは会うたびに謝礼額がエスカレートしていき、僕も腰を振りながら「なんでこんなおばちゃんとセックスしているのだろう?」と言う惑いが生まれていた。そして、貯金を使い果たすと同時に彼女との縁も切れた。本当に僕はこんな謝礼交際を望んでいたのだろうか? しかし、それをきっかけに過呼吸が起こらなくなったのは事実である。おかげで社会復帰もできた。その意味では、彼女に感謝しつつ、貢いだ額を取り戻すために今日も僕は日夜働いている。 デブ専パパとの食事デート ぽっちゃりしてるけどパパ活がしたい
書き込みはまだありません。